アイドル運動会(アユクデ)の裏側

2017年2月23日

アイドル運動会ほどいろいろと問題が多い番組はない。毎回出場者の負傷が続出し、EXOのタオは2013年秋夕特集、2014年の正月特集での負傷を口実にEXOを離脱した。

そのためアイドル運動会は好きなスターを間近で見られるという長所があるにも関わらず、アイドルファンにとっては「出演して欲しくない番組」の一つに挙げられる。

 

負傷なし、監禁なし、アイドル運動会が変わった

毎回繰り返される負傷と論難を意識したのか、今回のアイドル運動会はバスケットボール、フットサルなど負傷者が続出した種目を廃止した。

エアロビクス種目からタンブリングとリフティング動作をした時に危険な場面が続出しが、切れのあるダンスとアクロバットに一家言あるアイドルらしく負傷なしに競技を終えることができた。

負傷者なしで大会を終えるのは14回のアイドル運動会の中で今回が初である。

負傷とともにファンから不満の声があった「監禁収録」も一部緩和された。最長22時間に及んだことがあるアイドル運動会は収録中、ファンの退出を認めない「監禁収録」として悪名が高かった。

終電後に収録が終わったため、帰宅できないファンが深夜路上を徘徊し寒さに震える姿が目撃され、彼らの安全問題が提起されることもあった。

2015年秋夕特集から収録を2日に分けて進行し、ファンの帰宅時間に配慮したうえ、今回はEXO、B1A4など予選脱落、スケジュールの都合などの理由で早期退出が決定したアイドルの場合、ファンの途中退場も認めた。

これまでの非難を意識したアイドル運動会側の変化だ

アイドル運動会BOTの登場

しかし新たな問題が起こった。弁当である。これまではアイドル運動会の伝統になっている「弁当逆朝貢(アイドルがファンにプレゼントすること)」は先に触れた長時間監禁収録のせいで始まった。

長時間お腹を空かせて収録を見守るしかなかったファンのためにアイドルが弁当をと間食を準備するようになった。

現在はアイドル運動会に参加したアイドルの大部分が昼食と夕食、間食を準備する。

ファン席まで行って弁当を配るのは基本、直筆の手紙やサインはもちろん、じかにステッカーを貼ったりもする。

スターの愛と真心をじかに感じることができる運動会弁当はファンが廃止を叫びながらもアイドル運動会を無視できない要素になっている。

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時間が経つにつれ、アイドル運動会の象徴「弁当サポート」が論難の中心になった。

大手事務所所属や人気アイドルの場合、昼食朝食間食まで高価な弁当を用意するが、中小事務所所属のアイドルはそこまでは出来ない。

ファンの弁当認証写真に「今回はここの弁当がよかった」「あそのこの弁当はそれほどだった」「やはり大手事務所は違う」などの弁当評が書き込まれる。

今回のアイドル運動会には「アイドル運動会弁当中継BOT」というTwitterIDまで登場した。「なかなかよい」「豊富な構成」「1軍らしい面貌」「急激なクオリティー下落」など細かい弁当品評をリアルタイムで繰り広げた。結局「ファンに対する配慮で準備した弁当なのに優劣を競うのか?」という非難が殺到しIDは削除された。
しかしこのIDによって新たな論難が始まった。

「放送収録のために集まったファンには放送局が弁当を準備するべきではないのか?」以前に比べ早く終わるようになったとはいえ、9時に収録が始まって14時間以上かかる。TwitterなどSNS上では「ギャラはなくても弁当くらいは出すべき」「収録のために来たのだから弁当を出せ」など、放送局が食事を準備すべきだという意見が並んだ。

アイドル運動会弁当、なぜ出演者が準備する必要があるのか?制作陣に聞いてみると

アイドル運動会のおかげで好きなスターを長時間近くで見て、彼らが用意した弁当まで食べられるんだから、その程度は我慢しろと言わねばならないのか?

「ファンが好きで来たんだから」スポーツ中継の性格を帯びたバラエティー番組で客席を満たすファンと彼らの応援、ファンに向けたアイドルのセレモニー、体育館のあちこちに掲げられた横断幕ひとつひとつが全てアイドル運動会の楽しさを引き立てる要素だ。

がらんと開いた客席で、アイドルだけで競技を行えば、競技するアイドルの情熱も見守る視聴者の楽しさも半減するだろう。結局は放送局が必要だからファンを動員したのだ。

お腹を空かせながら応援するファンが気の毒で弁当を準備し始めたアイドルのファンへの愛はけなげだが、これに期待し責任を回避している放送局側も非難を避けられないだろう

 


2017年正月特集アイドル運動会を演出したチェ・ヘンホPDは電話取材に「参加アイドルのファンと対立していると思われるか心配」「スポーツ競技や大型コンサートを観覧する観客に食事を提供しなければいけませんか?」と注意深く立場を説明した。

 

今回のアイドル運動会の場合、スポーツ競技のように自由に入退場が可能で、いつでも食事に出かけられるシステムだった。

しかし収録が行われた高陽体育館は交通が不便なうえ、周囲に適当な施設がなく事実上入退場自由化の意味がなかった。

 

チェPDは弁当、間食の準備に負担を感じる中小事務所のアイドルの事情も知っているとした上で「放送局が準備したい気持ちはあるが、製作費などの問題がある。間食を準備するために努力はしたが、十分ではなかった。」と複雑な心境を語った。

(今回の収録ではチョコレートと牛乳が提供された)「遠くから来ていただいたファンに感謝しファンに気を使うアイドルにも感謝している。今は誤解されているが温かい視線で見守って欲しい」と語った。

多くのアイドルファンは今日もアイドル運動会に「廃止しろ」「出演禁止にしてくれ」と叫ぶ。しかし新人グループH.U.Bのルイは2ヶ月間60m走の練習をしたという。

ルイは女性60m走部門で金メダルをとった。これを見守っていたH.U.Bのメンバーは観客席で涙を流した。全国ネットのテレビ番組でスポットライトを浴びることが難しい新人にとって、アイドル運動会は依然として機会をつかむ舞台なのだ。

 

新人以外でも、アイドルの中には短くて1ヶ月、長いと2ヶ月ほどアーチェリー、新体操、エアロビクスなど新種目に挑戦し汗と涙を流した。

新たな姿を見せるために長い時間多くの努力をしたアイドル、そして遠く長い道を厭わず収録に参加し放送に楽しさを加えたファン。

もちろん、過去に比べて出演アイドルとファンのために変化はしている。しかし彼らの犠牲と努力が必要な番組だけに、アイドル運動会もさらに変化する必要があるのではないのか?名節ごとに着実に10%代の視聴率を記録するMBCの代表コンテンツとなっているアイドル運動会。今後も継続させるためには、さらなる変化が必要だろう。


http://star.ohmynews.com/NWS_Web/OhmyStar/at_pg.aspxCNTN_CD=A0002284489&PAGE_CD=PSTAR&CMPT_CD=S5002


テレビ局がすいぶんひどい感じで書かれてますが
メディアが従北反権力志向なんで、その辺りは割り引いて読んでください

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